生物基礎のホルモン一覧|分泌器官・働き・覚え方をわかりやすく解説

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「ホルモンは種類が多くて覚えられない……」
生物基礎を学び始めた高校生の多くが、このような悩みを持ちます。しかし、生物基礎で学ぶホルモンは、実はそれほど数は多くありません。
重要なのは、「どこから分泌されるのか」と「どんな働きをするのか」をセットで理解することです。
この記事では、生物基礎で覚えるべきホルモンを一覧表で紹介し、それぞれの働きや覚え方、入試によく出るポイントまで、わかりやすく解説します。
生物基礎で学ぶホルモンとは?
ホルモンとは、体内でつくられ、血液によって運ばれ、特定の器官に働きかける化学物質です。
神経は瞬間的に情報を伝えますが、ホルモンは比較的ゆっくりと全身に作用し、体の状態を一定に保つ役割があります。
この「体内環境を一定に保つ働き」を恒常性(ホメオスタシス)といいます。
つまり、生物基礎では、
ホルモン=ホメオスタシスを維持するための重要な物質
として学習します。
生物基礎で覚えるホルモン一覧
まずは、生物基礎で特に重要なホルモンを一覧で見てみましょう。
| ホルモン | 分泌器官 | 主な働き |
|---|---|---|
| インスリン | すい臓 | 血糖値を下げる |
| グルカゴン | すい臓 | 血糖値を上げる |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 心拍数・血糖値を上げる |
| バソプレシン(抗利尿ホルモン) | 下垂体後葉 | 水の再吸収を促進する |
| アルドステロン | 副腎皮質 | ナトリウムの再吸収を促進する |
| チロキシン | 甲状腺 | 新陳代謝を活発にする |
この6種類は、定期テストだけでなく大学入試でも頻繁に出題されます。
① インスリン|血糖値を下げるホルモン
インスリンは、すい臓から分泌されます。
食事をすると血液中のブドウ糖(血糖)が増えます。
するとインスリンが分泌され、細胞へブドウ糖を取り込ませることで血糖値を下げます。
ポイント
- 分泌器官:すい臓
- 働き:血糖値を下げる
- 不足すると糖尿病の原因になる
② グルカゴン|血糖値を上げるホルモン
グルカゴンも、すい臓から分泌されます。
空腹時など血糖値が下がると、肝臓に蓄えられているグリコーゲンをブドウ糖に分解し、血糖値を上げます。
つまり、
- インスリン=下げる
- グルカゴン=上げる
という正反対の働きをしています。
これは入試でも非常によく問われます。
③ アドレナリン|緊張したときに働くホルモン
アドレナリンは、副腎髄質から分泌されます。
運動中や緊張した場面では、
- 心拍数が増える
- 血圧が上がる
- 血糖値が上がる
など、体をすぐ動ける状態にします。
スポーツの試合前や危険を感じたときに分泌されるホルモンとして有名です。
④ バソプレシン(抗利尿ホルモン)
汗を大量にかいたとき、体は水分不足になります。
そこで分泌されるのがバソプレシンです。
このホルモンは腎臓に働き、
水分を体へ戻す(再吸収)
ことで尿の量を減らします。
そのため、
抗利尿ホルモン
とも呼ばれます。
⑤ アルドステロン
アルドステロンは、副腎皮質から分泌されます。
腎臓でナトリウムイオンを再吸収させることで、水分も一緒に体へ戻します。
結果として、
- 血液量を保つ
- 血圧を維持する
働きがあります。
⑥ チロキシン
チロキシンは甲状腺から分泌されます。
細胞の活動を活発にし、
- エネルギー消費
- 体温維持
- 成長
などに関係しています。
代謝を高めるホルモンとして覚えましょう。
入試によく出るポイント
大学入試や共通テストでは、次のような問題がよく出題されます。
① 分泌器官を答える問題
例)
インスリンを分泌する器官は?
→ すい臓
② 働きを答える問題
例)
血糖値を下げるホルモンは?
→ インスリン
③ 正しい組み合わせ問題
例えば、
- アドレナリン―副腎髄質
- チロキシン―甲状腺
- バソプレシン―下垂体後葉
などを選ばせる問題が頻出です。
ホルモンの覚え方
① 血糖値コンビ
まず覚えたいのが、
インスリン ↓
グルカゴン ↑
です。
この2つは必ずセットで覚えましょう。
② 水分コンビ
水分調節は、
- バソプレシン
- アルドステロン
の2つです。
どちらも体内の水分を保つ働きをします。
③ 代謝・興奮コンビ
体を元気にするホルモンは、
- アドレナリン
- チロキシン
です。
アドレナリンは「すぐに活動」。
チロキシンは「長期的に代謝を高める」。
この違いを理解すると忘れにくくなります。
テスト前に覚えたい重要ポイント
短時間で復習するなら、この6つだけでも十分です。
- インスリン → 血糖値を下げる
- グルカゴン → 血糖値を上げる
- アドレナリン → 心拍数・血糖値を上げる
- バソプレシン → 尿を減らす
- アルドステロン → ナトリウムを再吸収する
- チロキシン → 代謝を高める
さらに、
- すい臓
- 副腎髄質
- 副腎皮質
- 下垂体後葉
- 甲状腺
この5つの分泌器官も合わせて覚えれば、生物基礎のホルモン分野はかなり得点しやすくなります。
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まとめ
ホルモンは、生物基礎の中でも大学入試や定期テストでよく出題される重要分野です。
一見すると覚えることが多いように感じますが、「分泌器官」と「働き」をセットで整理すると理解しやすくなります。
最後に、重要事項をもう一度確認しましょう。
- インスリン:血糖値を下げる
- グルカゴン:血糖値を上げる
- アドレナリン:心拍数・血糖値を上げる
- バソプレシン:水の再吸収を促進する
- アルドステロン:ナトリウムの再吸収を促進する
- チロキシン:代謝を活発にする
これら6種類のホルモンは、生物基礎では最重要事項です。単なる暗記ではなく、「なぜそのホルモンが分泌されるのか」という体の仕組みまで理解すると、テストや入試でも応用問題に対応しやすくなるでしょう。




