EdgeやChromeのパスワードが狙われている!最新マルウェア『RedLine Stealer』の脅威と防衛策

※ 本ページはプロモーションが含まれています。
🔍 RedLine Stealerとは何者か?
RedLine Stealer(レッドライン・スティーラー)は、ロシア発とされる情報窃取型マルウェアで、主に以下の情報を感染したPCから盗み出すことを目的にしています。
- Webブラウザに保存されたログイン情報(ID・パスワード)
- クレジットカード情報
- 仮想通貨ウォレット(MetaMaskなど)
- FTP・VPN・メールなどの設定情報
- デスクトップや指定フォルダのファイル
- システム情報(IPアドレス、OSバージョンなど)
これは2019年頃から出現し、今もなお活発に使われているマルウェアです。
📉 現在の状況(2024~2025年)
- サイバー犯罪者が「サービスとして」販売:RedLine Stealerは、サイバー犯罪の闇市場で、月額制・ライセンス制で提供されています。
- 誰でも購入して使えるため、サイバー犯罪のハードルが下がっています。
- 日本でも被害が増加傾向:日本語の偽サイト・フィッシングメール経由でも感染報告があります。
🎭 手口(感染経路と仕組み)
RedLine Stealerがパソコンに感染する流れは、おおむね以下のとおりです:
1. 偽のダウンロードやメールで侵入
- 「Zoomのアップデート」「Adobeのインストーラ」などを装った偽ソフトのダウンロード
- フィッシングメールに添付されたWord/Excelファイルに仕込まれたマクロ
- 海賊版ソフトウェア(クラック版)に仕込まれている場合も
2. 感染・実行
- ダウンロードしたファイルを開くと、マルウェア本体がPC上で実行され、常駐
3. 情報の窃取と送信
- PC内のブラウザに保存されているパスワードを収集
- 仮想通貨のウォレットの秘密鍵も吸い上げ
- 収集した情報は、犯罪者のサーバーに暗号化して送信
🛡️ 防衛策
✅ 1. セキュリティソフトを常に最新に保つ
- 有名なセキュリティソフト(ESET、Kaspersky、Windows Defender など)を常駐監視させてください
- RedLine Stealerは日々亜種が作られているため、定義ファイルの更新が超重要
✅ 2. ソフトのインストール元を信用できるものに限定
- ZoomやAdobeなどは公式サイトからのみダウンロード
- 海賊版やフリーソフトの使用は危険
✅ 3. ブラウザにパスワードを保存しない
- ChromeやEdgeの「保存されたパスワード」は標的になりやすい
- パスワードは1PasswordやBitwardenなどのパスワードマネージャーを使って管理
✅ 4. 多要素認証(MFA/2FA)を導入
- 仮にパスワードが盗まれても、認証コードがないとログインできないため効果絶大
✅ 5. 定期的なPCのスキャンとパスワード変更
- 感染に気付かず情報が漏れている可能性もあるので、半年に1回は重要なパスワードを変更するのがおすすめ
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
正体 | パスワード・暗号資産・システム情報を盗むマルウェア |
感染経路 | 偽のソフト、海賊版ソフト、メールの添付ファイルなど |
目的 | 情報を盗んで売買、仮想通貨の不正送金など |
防衛策 | セキュリティ対策、信頼できるダウンロード元、多要素認証など |
RedLine Stealerは非常に巧妙で厄介ですが、基本的なセキュリティ習慣を守れば、防ぐことは可能です。
筆者おすすめスマートウォッチ
OPPO Band 2 有機EL 最長14日間のバッテリー 睡眠モニター ストレスモニター
リンク