大学の工学部の「工」って何?|漢字が語る“技術”のルーツ

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大学の「工学部」にある「工(こう)」という字について、その語源や意味を深掘りしてみましょう。
【「工」という字の語源・意味】
◆ 漢字としての「工」
- 「工」は、工具・道具の象形文字で、特に**大工道具の「曲尺(かねじゃく)」**をかたどったものとされます。
- 『説文解字』(中国最古の字書)では、「工」は「木工(大工)の器なり」と記されており、物を作る・組み立てる技術や作業を指す文字でした。
◆ 意味の展開
- 古代中国では「工」は職人・技術者を意味することも多く、鉄器や木工などを扱う人々を指していました。
- 転じて、「工」は技術・技術的な仕事を象徴するようになり、ものづくりや建設・土木、設計などの分野に広く使われるようになります。
【「工学」とは何か?】
- 「工学(こうがく)」は、「工」の意味(=技術)と「学ぶ」という意味の「学」が合わさったもので、技術を体系的・科学的に学ぶ学問のことです。
- 日本では明治時代以降、西洋のengineeringを訳す言葉として「工学」が使われました。
【みんなの声・感想】
❖ 大学生や社会人の声(SNS・掲示板などから)
- 🧑🔧「“工”って、もともとは道具の形だったんだ!知らなかった。工学部の“工”にそんな由来があるとは…」
- 🧑🏫「『工』が“職人の道”から来てると思うと、理論だけじゃなくて実践を重視する学問って感じがして、ちょっと誇らしい」
- 👩🎓「理学部が“理屈・真理の追求”なら、工学部は“それを使って何かを作る”って感じ。『工』って、現場の知恵の象徴かも」
- 👨💼「仕事でCAD設計してるけど、まさに『工』の精神。手を動かしてモノをつくる喜びがある」
【まとめ】
- 「工」はもともと道具の象形文字であり、そこから職人・技術・ものづくりの意味を持つようになりました。
- 工学部の「工」は、単なる「技術」の意味だけでなく、人の手で創造する力を表しているとも言えます。
- 「工学」は単なる理論ではなく、「役立つ知」を追求する実践的な学問なのです。



