アイデンティティとは?意味を簡単に解説|高校生にもわかる心理学の基礎知識

※ 本ページはプロモーションが含まれています。※ 他のトラブル解決も“ノジオ”で検索
「アイデンティティを確立することが大切だ」「アイデンティティの危機に陥る」など、ニュースや本で見かけることがある言葉が「アイデンティティ」です。
しかし、「何となく聞いたことはあるけれど、意味を説明できない」という人も多いのではないでしょうか。
特に高校生や大学受験生にとっては、現代社会や倫理、心理学の分野で登場する重要な用語です。
この記事では、アイデンティティの意味や心理学的な考え方、具体例、受験でのポイントまで、わかりやすく解説します。
アイデンティティとは?
アイデンティティ(Identity)とは、
「自分は何者なのか」という自己認識や、自分らしさの感覚
を意味します。
簡単に言えば、
- 自分はどんな人間なのか
- 何を大切にして生きているのか
- 将来どんな人生を送りたいのか
についての確かな感覚です。
例えば、
- 「私は教師になりたい」
- 「私は人を助ける仕事がしたい」
- 「私は音楽が好きで、それが自分らしさだ」
というような考えも、アイデンティティの一部です。
アイデンティティという言葉の語源
アイデンティティは英語の「Identity」から来ています。
もともとは、
「同一性」
という意味があります。
つまり、
「昨日の自分と今日の自分は同じ人間である」
という連続した自己認識を表しています。
私たちは毎日少しずつ変化していますが、それでも「自分は自分だ」と感じています。
この感覚がアイデンティティの土台です。
心理学者エリクソンが提唱した概念
アイデンティティという言葉を有名にしたのは、心理学者の
エリック・エリクソン
です。
エリクソンは、人間の発達を8つの段階に分けて考えました。
その中でも青年期(およそ12歳〜20歳頃)に重要なのが、
アイデンティティの確立
だと述べています。
アイデンティティの確立とは?
アイデンティティの確立とは、
「自分はこういう人間だ」と納得できる状態になること
です。
例えば、
- 将来の目標が見えている
- 自分の価値観がある
- 自分の長所や短所を理解している
といった状態です。
もちろん完璧である必要はありません。
大切なのは、自分なりの方向性を持つことです。
アイデンティティの危機とは?
エリクソンは、
アイデンティティの危機
という概念も提唱しました。
これは、
「自分が何者なのかわからなくなる状態」
を指します。
例えば、
- 将来何をしたいかわからない
- 周囲に合わせてばかりで自分の意見がない
- 自分の存在価値がわからない
といった状況です。
高校生や大学生が進路に悩むのも、ある意味では自然なことです。
アイデンティティを形成する過程では、多くの人が迷いや葛藤を経験します。
なぜ高校生の時期に重要なのか?
高校生は人生の大きな分岐点に立っています。
- 文系か理系か
- 大学に進学するか
- どんな職業に就くか
など、多くの選択を迫られます。
この時期は、
「自分は何をしたいのか」
を考える機会が増えるため、アイデンティティの形成が進みます。
そのため心理学では、
青年期はアイデンティティ形成の重要な時期
とされています。
アイデンティティの具体例
例① 部活動
サッカー部で努力を続けている人が、
「私はサッカーを通じて成長してきた」
と感じることがあります。
これは競技経験が自己認識の一部になっている状態です。
例② 将来の夢
医師を目指して勉強している人が、
「人の命を助ける仕事に就きたい」
と思っている場合、
その価値観はアイデンティティの一部です。
例③ 趣味や特技
音楽、読書、プログラミングなど、
長く続けている活動も自分らしさを形作ります。
趣味は単なる娯楽ではなく、自分を理解する手がかりになることがあります。
アイデンティティと個性の違い
よく混同される言葉に「個性」があります。
両者には次のような違いがあります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| アイデンティティ | 自分は何者かという自己認識 |
| 個性 | 他人と異なる特徴 |
例えば、
- 絵が上手い → 個性
- 芸術を通して生きていきたい → アイデンティティ
という違いがあります。
アイデンティティは、個性よりも深い自己理解を含む概念です。
SNS時代のアイデンティティ
現代の高校生はSNSの影響を強く受けています。
他人の投稿を見ると、
- 自分だけ遅れている気がする
- 他人の方が充実して見える
- 自分に自信が持てない
という気持ちになることがあります。
しかしSNSに映る姿は、その人の人生の一部分に過ぎません。
他人と比較し続けると、自分自身を見失いやすくなります。
アイデンティティを育てるためには、
- 自分の価値観を大切にする
- 自分の好きなことを深める
- 自分の考えを持つ
ことが重要です。
アイデンティティを確立する方法
1. さまざまな経験をする
部活動、ボランティア、読書、旅行など、
経験の幅を広げることで自分の価値観が見えてきます。
2. 自分の好きなことを書き出す
紙に書くことで、
- 好きなこと
- 得意なこと
- 興味のあること
が整理されます。
3. 自分の考えを持つ
友人や親の意見を参考にすることは大切ですが、
最終的には
「自分はどう思うのか」
を考える習慣が必要です。
4. 失敗を恐れない
アイデンティティは一度で完成するものではありません。
挑戦と失敗を繰り返しながら少しずつ形成されていきます。
進路変更や挫折も、将来の自分を作る大切な経験です。
大学受験で押さえておきたいポイント
受験で問われる場合は、
キーワード
- 自我同一性
- 自己認識
- 青年期
- エリクソン
- アイデンティティの確立
- アイデンティティの危機
を覚えておくとよいでしょう。
特に、
「アイデンティティ=自我同一性」
は頻出事項です。
まとめ
アイデンティティとは、
「自分は何者なのか」という自己認識や自分らしさの感覚
のことです。
心理学者エリクソンは、青年期にアイデンティティを確立することが重要だと考えました。
高校生の時期は進路や将来について考える機会が多く、自分自身と向き合う大切な時期です。
迷いや不安を感じることもありますが、それはアイデンティティを形成する自然な過程です。
他人と比べるのではなく、自分の興味や価値観を大切にしながら、自分らしい人生の方向性を見つけていきましょう。



