ニュートンの運動の3法則とは?高校生のポイント〜すべての動きを支配する物理の原点〜

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ニュートンの運動の3法則とは?
17世紀、イギリスの科学者 アイザック・ニュートン が発表した「運動の3法則」は、
私たちの世界のあらゆる動きを説明する基本原理です。
ニュートンの法則を理解すれば、
物が動く理由・止まる理由・跳ね返る理由──すべてが見えてきます。
では順番に見ていきましょう👇
第1法則(慣性の法則)
「外から力が加わらなければ、物体は静止または等速直線運動を続ける」
これは、物体は自分の状態を保とうとする性質(慣性)を表した法則です。
たとえば──
- 車が急に止まると体が前に投げ出される
- バスが発車すると体が後ろに引かれる
これは、体がもともと動いていた(または止まっていた)状態を続けようとするため。
つまり「力がないときは、変化しない」がこの法則の本質です。
第2法則(運動の法則)
「物体に力が加わると、その力の大きさと方向に比例して加速度が生じる」
数式で書くとこうなります👇
F=maF = maF=ma
ここで、
- F:力(N)
- m:質量(kg)
- a:加速度(m/s²)
たとえば、同じ力を加えても、
軽い物ほど大きく動き(aが大きい)、重い物は動きにくい(aが小さい)。
車のエンジン出力と車体の重さの関係も、まさにこの法則で説明できます。
第3法則(作用・反作用の法則)
「1つの物体が他の物体に力を加えると、同じ大きさで反対向きの力が働く」
つまり、力はいつもペアで存在します。
- 壁を押すと、壁も同じ力で押し返す
- 地球がリンゴを引くと、リンゴも地球を引いている(!)
- ロケットは下向きにガスを噴射することで、反作用で上に飛ぶ
この「反作用」がなければ、歩くこともジャンプすることもできません。
私たちが地面を蹴って前に進めるのも、この法則のおかげです。
身近な生活でのニュートンの法則
ニュートンの3法則は、実は生活の中にあふれています。
- 🚗 車の急ブレーキ → 慣性の法則
- ⚽ サッカーボールを蹴る → 運動の法則(F=ma)
- 🚀 ロケットの打ち上げ → 作用・反作用の法則
これらを意識すると、「力学」がぐっと身近に感じられるはずです。
大学入試のポイント!
大学入試では、ニュートンの3法則は物理の最重要テーマです。
典型的な出題パターンは以下の通り👇
- 力のつり合い・運動方程式の立て方(第2法則)
- 摩擦・張力・斜面上の運動
- 作用・反作用の誤解(同じ物体内か、別の物体間かを区別)
- 円運動・単振動などの応用問題
公式暗記よりも、「どの法則がどんな現象に関係しているか」を考えるのが合格のカギです。
みんなの声 💬
🔹「“動き”の法則を知ると、世界の見え方が変わる!」(高2男子)
🔹「ロケットの原理が作用・反作用と知って感動した」(高3女子)
🔹「F=ma が物理の中心だと気づいた瞬間、すべてがつながった」(卒業生)
まとめ
| 法則名 | 内容 | 生活の例 |
|---|---|---|
| 第1法則(慣性の法則) | 力がなければ運動の状態は変わらない | 車の急発進・急停車 |
| 第2法則(運動の法則) | 力と加速度の関係 F=maF=maF=ma | ボールを蹴る、物を押す |
| 第3法則(作用・反作用の法則) | 力は常にペアで働く | ロケット、歩行、ジャンプ |
あとがき
ニュートンの3法則は、あらゆる運動の出発点。
リンゴの落下から惑星の運動まで、
この3つの法則があれば「なぜ動くのか?」をすべて説明できます。
現代物理の基礎中の基礎──それがニュートンの功績です。
物理を学ぶ最初の一歩として、まずはこの3法則を“感覚的に理解”しておくと、
後の学習が驚くほどスムーズになります。



