チームで仕事してるんだから、という忠告


個人か、チームか?

20代の時に、コンピュータ企業でしばらく働いた。

それまでは、都心で塾の講師をしていた。

当時、コンピュータ企業でよく言われたのが「チームで働いているんだから」という言葉。

これが、私にはしっくり来なかった。

今までの塾講師の仕事は、自由に授業スタイルを組める内容だった。

自分のカラーを出すことで、生徒を集めていく要素が強かった。

個人のパフォーマンスやアイデアを尊重される仕事だった。

コンピュータ企業の環境で、「チームで働いているんだから」と言われても、その働き方には魅力を感じなかった。

むしろ、独創的なアイデアを出すことがチームにプラス効果を与えるという信念だった。

これは、現代でもニュースになることがあるが、「発案したものは個人のものか、会社のものか」という議論や、スポーツでも団体スポーツが得意か個人スポーツか得意かという話と同等だ。

個人主義と全体主義

人はそれぞれの個性があり、チームで仕事をすることが上手な人もいれば、個人でアイデアを出したほうが良い成績を出す人もいる。

どちらが良い、悪いという話ではない。

全体を重視するか、個人を重視するか、力点の置き方が違うだけだ。

一般的に、クリエイターは全体主義には向いていない。

想像力を発揮するためには、個人の力を最大限に出す必要があり、全体思考とは相反する。

チームで仕事をすることに慣れている人は、個人でアイデアを出す人は自分勝手な性格と映る傾向がある。

しかし、このことでお互いに責め合うのは意味のないことだ。

それぞれの仕事が最大の成績を上げるように仕事場を別にして、互いに尊重する社会の役割分担にすることが良い。

創造が好きな人と、みんなと楽しく仕事をすることを楽しむ人、それぞれあって良いことだ。

相手を自分と同じ考えの人間だと決めつけないことが大事である。