「ちょ」のローマ字表記は「tyo」と「cho」どっちが正しいの?訓令式とヘボン式の違いを解説

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日本語のローマ字表記には主に二つの方式があります。

それは訓令式ヘボン式です。

この二つの方式によって、「ちょ」の表記が異なります。以下で詳しく解説します。

訓令式ローマ字とは?

訓令式ローマ字は、日本政府が公式に採用しているローマ字表記法です。

1946年に制定され、教育や公文書などで使用されることが多いです。

訓令式では、日本語の音をできるだけ正確にローマ字で表現することを重視しています。

  • 「ちょ」の表記:訓令式では「ちょ」を「tyo」と表記します。これは「ち」を「ti」、「ょ」を「yo」と分けて表記するためです。

ヘボン式ローマ字とは?

ヘボン式ローマ字は、19世紀にアメリカの宣教師ジェームス・カーティス・ヘボンによって考案されたローマ字表記法です。英語話者にとって発音しやすいように工夫されています。現在では、パスポートや地名の表記などで広く使用されています。

  • 「ちょ」の表記:ヘボン式では「ちょ」を「cho」と表記します。これは「ち」を「chi」、「ょ」を「yo」と組み合わせて表記するためです。

訓令式とヘボン式の違い

訓令式ヘボン式
ti (ち)chi (ち)
tu (つ)tsu (つ)
sya (しゃ)sha (しゃ)
syu (しゅ)shu (しゅ)
syo (しょ)sho (しょ)

どちらが正しいのか?

「正しい」というよりも、どの場面で使用するかによって適切な表記が異なります。

公式な文書や教育現場では訓令式が使用されることが多いですが、日常生活や国際的な場面ではヘボン式が一般的です。

まとめ

  • 訓令式:公式な場面で使用されることが多い。「ちょ」は「tyo」と表記。
  • ヘボン式:国際的に広く使用される。「ちょ」は「cho」と表記。

どちらの方式もそれぞれの利点がありますので、状況に応じて使い分けることが重要です。