マイクの起源:小さな発明が音楽と世界を変えた

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マイクの起源

マイクの歴史は、電話の発明と密接に関係しています。

1876年、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルは、電話機で音声を電気信号に変換するために液体送信機と呼ばれる装置を発明しました。これが、最初のマイクと言えるでしょう。

その後、様々な改良が加えられ、1887年にはトーマス・エジソンによってカーボンマイクが発明されました。カーボンマイクは、音波によって炭素粒子の抵抗値が変化する仕組みを利用しており、電話機だけでなく、ラジオ放送や録音機器にも広く使用されました。

20世紀に入ってからは、真空管トランジスタなどの技術の発展により、様々な種類のマイクが開発されました。

  • ダイナミックマイク:磁力を利用して音声を電気信号に変換するタイプ。現在最も広く使用されているマイクです。
  • コンデンサーマイク:音波によってコンデンサーの容量変化を検出して電気信号に変換するタイプ。高音質録音に適しています。
  • リボンマイク:薄い金属製の振動板を利用して音声を電気信号に変換するタイプ。独特な音質が特徴です。

近年では、デジタル技術の発展により、さらに高性能なマイクが開発されています。

マイクの歴史を簡単にまとめると

  • 1876年:液体送信機(ベル)
  • 1887年:カーボンマイク(エジソン)
  • 20世紀:ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、リボンマイクなど
  • 近年:デジタル技術の発展による高性能マイク

マイクの起源に関する豆知識

  • マイクの英語名は「microphone」ですが、これは「micro(小さい)」と「phone(音)」を組み合わせた言葉です。
  • 最初のマイクは、とても大きくて重かったため、持ち運びが大変でした。
  • 初期のラジオ放送では、カーボンマイクが使用されていましたが、ハウリング(音の反響)が発生しやすいという問題がありました。