EdgeやChromeのパスワード保存機能は安全なのか？暗号化の仕組みとリスクを知る

Edgeの場合

Edgeブラウザに保存されているIDとパスワードが一気に盗まれるということは、通常はありません。

Edgeブラウザは、パスワードを暗号化して、ディスクに格納します。

これらはAESという強力な暗号化方式を使用しており、暗号化キーはオペレーティングシステムのストレージ領域に保存されます。

つまり、パスワードはEdgeブラウザやオペレーティングシステムにログインしているユーザーしか見ることができないようになっています。

ただし、コンピューターがマルウェアに感染したり、管理者権限を持った攻撃者に侵入されたりした場合は、パスワードが漏洩する可能性があります。

Chromeの場合

Chromeに保存されているパスワードは、Edgeと同じように暗号化されていますが、暗号化の方式や仕組みには違いがあります。

Chromeでは、パスワードはデバイス固有の秘密鍵で暗号化され、Googleに送信されます。

Googleでは、パスワードのロックを解除するための鍵はユーザーが管理することができます。

このように、Chromeではパスワードの保護にオンデバイスの暗号化という機能を利用できます。