天気の教科書:ひょう、あられ、みぞれの違い

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直径で分類

ひょう(雹)とあられ(霰)は、どちらも空から降ってくる氷の粒ですが、主な違いは大きさにあります。

直径が5mm未満のものをあられと呼び、5mm以上のものをひょうと呼びます。

あられには「雪あられ」と「氷あられ」の二種類があり、雪あられは白色で不透明な氷の粒、氷あられは半透明や透明の氷の粒です。

一方、みぞれ(霙)は、雨と雪が混ざった降水で、雪が解けかけた状態のものを指します。

ひょう(雹):

  • 直径 5mm以上 の氷の粒
  • 積乱雲の中で氷の粒が何度もぶつかり合って大きくなる

あられ(霰):

  • 直径 5mm未満 の氷の粒
  • 「雪あられ」と「氷あられ」に分類される
  • 雪あられは白色で不透明、氷あられは半透明または透明

みぞれ(霙):

  • 雨と雪が混ざった降水
  • 雪が解けかけた状態の降水粒子

これらの違いは、気象条件や季節によっても異なりますが、基本的にはこのように区別されます。天気予報などでこれらの用語が使われるときは、この違いを意識していただくと理解が深まるかと思います。