2020年~ パソコン設定の個人サポートは可能か?

パソコン個人サポートの場合、居なくてはならない人になるのは、要注意!
環境の一部にされてしまい、抜け出せない状態になります。
WindowsXPの時代、習うことは決まっていた

Windows 95 が普及し始めた頃から、パソコンスクールが普及しました。
文章入力など主にワードやエクセルの操作方法、メールの送信の仕方などを教える所が多かった。
近年では パソコン所有は当たり前に。
使用目的も様々になり、また操作で困ったり行き詰まったりするケースも様々に。
それぞれの目的に応じた授業を行うことは困難。
教える側は、 一人一人個別の課題を取り上げているわけにはいかないので、基本的なことを教えるしかありません。
本来は、人が先でパソコンが後

学校の教科を教える場合に共通科目が あります。
学習塾なのでは英語とか数学とか理科とかその科目で共通のことを教えることができますが、これは科目分けしたことによって可能です。
学習教科が、認識の最大公約数になっています。
パソコンは 人の考えや行動を殆ど全てデジタル化することができます。
人によって行う動作というのが無限に存在します。
近年の機械の発達というのは、最初は Windows でやること(最大公約数)が決まっていました。
次第に機械が人に追いついてきて、多種に分化しました。
人の個性の数だけ作業が存在します。
昔、言われた「パソコンを教える」という言い方は意味がなくなり、その人の目的に応じた使い方を教える必要があります。
パソコンは自己責任で管理が必要

家庭にコンピュータが入ってきた当初、その使い方や機械の構造はみんな知りませんでした。
分からないことは、電話サポートを受けることができました。
次第にその形式は無くなり、個人の所有物であるパソコンは自己責任で管理することが必要になりました。
パソコンサポートには環境が伴う

Windows初期の頃は、パソコンサポートはパソコンだけを見ればよかったのですが、インターネット接続が常態化して、
パソコンサポートというと、デバイス本体のこととWEB上の操作のことに増えてきました。
更に、Wi-fi 接続やセキュリティ関連のこととの兼ね合いなど、周囲の環境も知らないとサポートが難しくなりました。
知り合いの部屋に行き、簡単にパソコンだけ見て済むということは少なくなりました。
サポートする側には、一つのことを解決するのに多くのことを見ないといけない状態になりました。
これが、他人が当人のパソコンのサポートを難しくした原因の一つです。
サポート環境条件の遷移
XPの時代の作業量は、1:1
2020年以降の作業量 100:100 の関係
今後の課題
個人は数倍の時間をパソコン学習に取られることになりました。
高齢になるとリアル生活のことで一杯で、パソコン学習の時間を生活に組み入れることは大きな負担になります。
学習が進まずに、放置した状態でいる人が増加します。
放置が当たり前の時代(Digital Nature)になってきます。