「じ」のローマ字表記は「ji」と「zi」どっちが正しいの?訓令式とヘボン式の違いを解説
※ 本ページはプロモーションが含まれています。
question
「じ」をローマ字で「zi」ではなく「ji」と書く理由を教えてください。「zi」と書いても良いのですか?
目次
発音に注意
ziの発音
ziの発音は、日本語の「ジ」とほぼ同じですが、いくつか注意点があります。
ziの発音をカタカナで書くと、「ズィ」または「ジィ」となります。
- 「ズィ」: 日本語の「ズ」と「イ」を組み合わせた発音に近いですが、日本語の「ズ」よりも息を少し強く吐き出して発音します。
- 「ジィ」: 日本語の「ジ」と「イ」を組み合わせた発音に近いですが、日本語の「ジ」よりも息を少し強く吐き出し、声帯の振動が弱くなります。
ローマ字で「じ」を書く方法は、ヘボン式と訓令式の2種類がありますが、日常生活ではどちらを使うかによって異なります。
- ヘボン式であれば、「ji」と書きます。これは日常生活(名前)でのローマ字で、中学生以降にに習うことが一般的です。
- 訓令式であれば、「zi」と書きます。これは日常生活では基本的に使わない表記法ですが、小学校での表記(訓令式)です。
「zi」と書いても良いのか
厳密には、「zi」は誤表記となります。しかし、日本語の音韻体系に慣れていない人にとっては、「ji」と「zi」の発音の違いが分かりにくいため、実際には「zi」と表記されることもあります。
特に、以下の場合においては、「zi」と表記されることが多くなります。
- 日本語学習者向け教材
- 外国人向けのウェブサイトや資料
- 国際的な会議やイベント
これらの場合、読みやすさを考慮して「zi」と表記することがありますが、正式な文書や学術的な論文では、「ji」と表記することが望ましいです。
まとめ
「じ」をローマ字で「ji」と書く理由は、日本語の音韻体系とローマ字表記法の関係に基づいています。
厳密には、「zi」は誤表記となりますが、日本語の音韻体系に慣れていない人にとっては、「ji」と「zi」の発音の違いが分かりにくいため、実際には「zi」と表記されることもあります。
正式な文書や学術的な論文では、「ji」と表記することが望ましいです。