付加反応を一瞬で判断するコツ|二重結合・三重結合の見分け方【高校化学】

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

▶ 化学トップページ

高校化学の有機分野で、多くの生徒がつまずくのが
「この反応、付加反応なのか?」という判断です。

問題文を読んでいるうちに、

  • 付加反応?置換反応?
  • 覚えてはいるけど、瞬時に出てこない
  • 入試本番で迷って時間を失う

という経験はありませんか?

実は、付加反応は
👉 あるポイントさえ見れば“一瞬”で判断できる
ようになります。

この記事では、
暗記に頼らず、考えて判断するコツを中心に、
二重結合・三重結合の見分け方まで完全整理します。

1. まず結論|付加反応はここを見るだけ

付加反応を一瞬で判断する最大のポイントは、これです。

炭素同士の多重結合(C=C、C≡C)があるかどうか

これだけで、8割の問題は解けます。

  • C=C(二重結合) → 付加反応が起こる
  • C≡C(三重結合) → 付加反応が起こる
  • C–C(単結合のみ) → 基本的に付加反応は起こらない

まずは、この大原則を頭に入れてください。

2. なぜ多重結合があると付加反応が起こるのか

ここを理解すると、暗記が一気に減ります。

結合の正体

  • σ結合:強くて切れにくい
  • π結合:弱くて切れやすい

二重結合や三重結合には、
必ず π結合 が含まれています。

👉
付加反応=π結合が切れて、新しい結合がくっつく反応

このイメージを持てば、
「なぜ付加反応が起こるのか」を毎回考え直す必要はありません。

3. 二重結合と三重結合の見分け方

二重結合(アルケン)

  • C=C
  • π結合:1本
  • 付加反応:1段階

代表例:エチレン
C₂H₄ + Br₂ → C₂H₄Br₂

三重結合(アルキン)

  • C≡C
  • π結合:2本
  • 付加反応:2段階まで可能

代表例:アセチレン
C₂H₂ + Br₂ → C₂H₂Br₂
さらに
C₂H₂Br₂ + Br₂ → C₂H₂Br₄

📌 入試頻出の落とし穴

「どこまで付加できるか」を問われる

ここは毎年、誰かが引っかかります。


4. 付加反応かどうかを一瞬で判断する3ステップ

試験中に使える、超実践的な方法です。

STEP① 炭化水素か?

  • 炭素と水素が中心 → 次へ
  • 酸素・窒素が多い → 別の反応を疑う

STEP② 多重結合があるか?

  • C=C、C≡C → 付加反応候補
  • なければ → 付加反応ではない

STEP③ 何が加わるか?

  • H₂ → 水素付加
  • Br₂ / Cl₂ → ハロゲン付加
  • H₂O → 水和反応

👉 この3ステップで、ほぼ即答できます。


5. 置換反応と混同しないコツ

付加反応とよく混同されるのが置換反応です。

決定的な違い

  • 付加反応:分子が大きくなる
  • 置換反応:原子が入れ替わるだけ

  • エチレン + Br₂ → 付加反応
  • メタン + Cl₂ → 置換反応

📌 単結合しかない炭化水素は、基本「置換」

これも覚えておくと即判断できます。


6. 大学入試での典型パターン

よく出る聞き方

  • この反応は付加反応か
  • 何段階まで付加するか
  • 生成物の分子式・構造式を書け

記述問題で使える一文

二重結合(または三重結合)中のπ結合が切れ、
原子が付加するためである。

この一文を書けるかどうかで、
部分点が満点になるかが決まります。

7. みんなの声(学習者のリアルな感想)

🧑‍🎓 高校生

多重結合を見るだけでいいと分かって、
有機が怖くなくなりました。

🧑‍🎓 受験生

付加か置換かで迷わなくなり、
模試の時間配分が改善しました。

👨‍🏫 教師の声

「π結合が切れる」という説明をすると、
暗記に頼らず考えるようになります。

8. まとめ|ここだけ覚えればOK

  • 付加反応は多重結合を見る
  • π結合が切れて、新しい結合ができる
  • 二重結合:1段階
  • 三重結合:2段階まで
  • 単結合だけなら、基本は付加しない

次に読むと理解が完成する記事

  • X