高校化学|亜鉛(Zn)の性質と反応:大学入試頻出ポイント

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亜鉛(Zn)は、高校化学でもよく登場する金属のひとつです。

「そこまで有名じゃないけど、実はめちゃくちゃ重要」というタイプの金属で、電池、メッキ、化学反応の中でも大活躍しています。

この記事では、

  • 亜鉛の基本的な性質
  • 酸・塩基との反応
  • 電池での役割
  • 実験でよく出るポイント
  • 入試に出やすいところ

を、丁寧にわかりやすくまとめていきます。

さらに、学習者のリアルな声も交えながら「つまずきやすい点」も明確にします。

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亜鉛(Zn)の基本性質

まずは亜鉛の基礎からおさえましょう。

亜鉛(Zn)は、周期表の第12族に属する金属元素です。以下は亜鉛の主な性質です:

  • 外観:銀白色の金属で、光沢があります。
  • 密度:7.14 g/cm³
  • 融点:419.5°C
  • 沸点:907°C
  • 硬度:比較的柔らかく、モース硬度は2.5です。
  • 電気伝導性:良好な電気伝導性を持ちますが、銅ほどではありません。
  • 化学的性質:酸やアルカリに対して反応性が高く、酸化されやすいです。

■ 金属としての特徴

  • 銀白色の金属
  • 空気中で表面が酸化され、白い酸化亜鉛(ZnO)の皮膜ができる
  • 常温では安定だが、加熱すると酸化しやすい
  • 単体は比較的反応しやすい金属
    → アルミや鉄よりイオン化傾向が大きい(Mgほどではない)

■ イオン化傾向の位置(よく出る!)

Mg > Al > Zn > Fe > Ni…

亜鉛は Fe(鉄)より上 にあるので、鉄の代わりに反応したり、電池で「負極」になったりします。

■ よく聞く“みんなの声”

「イオン化傾向って覚えたけど、どこに亜鉛がいたか忘れる…」
“アルミより弱くて鉄より強い” この位置だけまず覚えればOK!

亜鉛の主な化合物

高校で押さえるべき亜鉛の化合物は実は多くありません。

酸化亜鉛(ZnO)

  • 白色の粉末
  • 加熱すると黄色→冷えると白に戻る(入試頻出!)

塩化亜鉛(ZnCl₂)

  • 白色の固体
  • 水に非常に溶けやすい

硫酸亜鉛(ZnSO₄)

  • ザラッとした結晶
  • 電池の電解液として使われることも

亜鉛と酸の反応|水素を発生

亜鉛と言えば、酸との反応がまず思い浮かぶ人も多いはず。

■ 亜鉛 + 塩酸

Zn+2HClZnCl2+H2\mathrm{Zn + 2HCl → ZnCl_2 + H_2}

ポイント

  • 水素が発生する
  • 発生した気体を集める実験は超基本
  • 表面に酸化膜があると反応が遅い → 表面を少し削ると速くなる

みんなの声:

「水素の発生実験は成功したり失敗したり…」
金属表面が汚れていると反応が起こりにくい。ここを押さえると成功率が上がります。

亜鉛と塩基の反応|両性金属としての顔

亜鉛は 両性金属(酸・塩基どちらとも反応する金属) の1つです。
アルミやスズと並んでよく出る分類ですね。

■ 水酸化ナトリウム(NaOH)と反応

Zn+2NaOH+2H2ONa2[Zn(OH)4]+H2\mathrm{Zn + 2NaOH + 2H_2O → Na_2[Zn(OH)_4] + H_2}

ポイント

  • 水素が発生する(酸と同じ)
  • 溶けて 亜鉛酸イオン([Zn(OH)₄]²⁻) をつくる

これは入試レベルでも頻出です。

亜鉛の電池での役割(超重要)

■ ① ダニエル電池の負極

ZnZn2++2e\mathrm{Zn → Zn^{2+} + 2e^-}

  • 亜鉛が電子を放出 → 負極(アノード)
  • イオン化傾向が大きい金属の代表

■ ② アルカリマンガン電池

実は「乾電池」の中でも亜鉛は活躍しています。

  • 亜鉛粉末が負極になり、電子を供給する

みんなの声:

「電池の構造は苦手…」
→ “イオン化傾向が大きい金属=負極になりやすい” と覚えれば90%解決します。

亜鉛のメッキ(鉄を守る理由)

自転車のハンドルやネジに「亜鉛メッキ」が使われています。

■ 亜鉛メッキが鉄を守る理由

  • 亜鉛のほうがイオン化傾向が大きい
  • 亜鉛が先に溶けて 鉄を守る(犠牲防食)

この考え方は入試で必ず出る重要ポイントです。

例:ZnZn2++2e(鉄より先に酸化される)\mathrm{Zn → Zn^{2+} + 2e^-} \quad (鉄より先に酸化される)

入試で出やすい定番ポイントまとめ

  1. 亜鉛は 両性金属
  2. 酸・塩基どちらとも水素を発生させる
  3. 酸化亜鉛は 黄色→白(温度で色が変わる)
  4. イオン化傾向は Feより上・Alより下
  5. 電池では 負極 になりやすい
  6. 亜鉛メッキは 犠牲防食 の典型例
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みんなの声

「両性金属とイオン化傾向がごちゃごちゃになる」
→ 亜鉛は“反応性が中くらいの金属”と理解するとつながります。

「酸化亜鉛の色変化は忘れる」
→ 『お湯で黄色、冷めて白』と語呂で覚えると◎

「電池が苦手」
→ 亜鉛=負極、マンガン=正極。これだけまずセットで。

まとめ|亜鉛を理解すると化学が一段とラクになる

亜鉛は、酸でも塩基でも反応する両性金属で、電池や金属保護など身近でたくさん使われています。

高校化学では「実験・計算・電池・金属反応」に幅広く登場するため、ここを押さえると理解が一気に進むはずです。

高校生のみなさんは、
「イオン化傾向の基準になる金属」 として、亜鉛をひとつの目印にして勉強してみてください。

高校生が注意すべき点

亜鉛を扱う際には、以下の点に注意することが重要です:

  • 安全対策:亜鉛の粉末や蒸気は吸入すると有害です。実験中は必ず換気を行い、適切な保護具を着用しましょう。
  • 反応の制御:酸やアルカリとの反応は発熱を伴うため、反応を制御しながら行うことが必要です。
  • 廃棄物処理:亜鉛化合物は環境に有害な場合があるため、適切な方法で廃棄することが求められます。

亜鉛は日常生活や産業において重要な役割を果たす金属です。これらのポイントを理解し、安全に取り扱うことが大切です。

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