高校化学|亜鉛(Zn)の性質と反応:大学入試頻出ポイント

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亜鉛(Zn)は、高校化学でもよく登場する金属のひとつです。
「そこまで有名じゃないけど、実はめちゃくちゃ重要」というタイプの金属で、電池、メッキ、化学反応の中でも大活躍しています。
この記事では、
- 亜鉛の基本的な性質
- 酸・塩基との反応
- 電池での役割
- 実験でよく出るポイント
- 入試に出やすいところ
を、丁寧にわかりやすくまとめていきます。
さらに、学習者のリアルな声も交えながら「つまずきやすい点」も明確にします。
※ 体系的に化学基礎を学習したい方は、スタディサプリ高校講座(無機編)がおすすめです。本記事であわせて活用ください。
➡【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座- 1. 亜鉛(Zn)の基本性質
- 1.1. ■ 金属としての特徴
- 1.2. ■ イオン化傾向の位置(よく出る!)
- 1.3. ■ よく聞く“みんなの声”
- 2. 亜鉛の主な化合物
- 2.1. ① 酸化亜鉛(ZnO)
- 2.2. ② 塩化亜鉛(ZnCl₂)
- 2.3. ③ 硫酸亜鉛(ZnSO₄)
- 3. 亜鉛と酸の反応|水素を発生
- 3.1. ■ 亜鉛 + 塩酸
- 4. 亜鉛と塩基の反応|両性金属としての顔
- 4.1. ■ 水酸化ナトリウム(NaOH)と反応
- 5. 亜鉛の電池での役割(超重要)
- 5.1. ■ ① ダニエル電池の負極
- 5.2. ■ ② アルカリマンガン電池
- 6. 亜鉛のメッキ(鉄を守る理由)
- 6.1. ■ 亜鉛メッキが鉄を守る理由
- 7. 入試で出やすい定番ポイントまとめ
- 8. みんなの声
- 9. まとめ|亜鉛を理解すると化学が一段とラクになる
- 9.1. 高校生が注意すべき点
亜鉛(Zn)の基本性質
まずは亜鉛の基礎からおさえましょう。
亜鉛(Zn)は、周期表の第12族に属する金属元素です。以下は亜鉛の主な性質です:
- 外観:銀白色の金属で、光沢があります。
- 密度:7.14 g/cm³
- 融点:419.5°C
- 沸点:907°C
- 硬度:比較的柔らかく、モース硬度は2.5です。
- 電気伝導性:良好な電気伝導性を持ちますが、銅ほどではありません。
- 化学的性質:酸やアルカリに対して反応性が高く、酸化されやすいです。
■ 金属としての特徴
- 銀白色の金属
- 空気中で表面が酸化され、白い酸化亜鉛(ZnO)の皮膜ができる
- 常温では安定だが、加熱すると酸化しやすい
- 単体は比較的反応しやすい金属
→ アルミや鉄よりイオン化傾向が大きい(Mgほどではない)
■ イオン化傾向の位置(よく出る!)
Mg > Al > Zn > Fe > Ni…
亜鉛は Fe(鉄)より上 にあるので、鉄の代わりに反応したり、電池で「負極」になったりします。
■ よく聞く“みんなの声”
「イオン化傾向って覚えたけど、どこに亜鉛がいたか忘れる…」
→ “アルミより弱くて鉄より強い” この位置だけまず覚えればOK!
亜鉛の主な化合物
高校で押さえるべき亜鉛の化合物は実は多くありません。
① 酸化亜鉛(ZnO)
- 白色の粉末
- 加熱すると黄色→冷えると白に戻る(入試頻出!)
② 塩化亜鉛(ZnCl₂)
- 白色の固体
- 水に非常に溶けやすい
③ 硫酸亜鉛(ZnSO₄)
- ザラッとした結晶
- 電池の電解液として使われることも
亜鉛と酸の反応|水素を発生
亜鉛と言えば、酸との反応がまず思い浮かぶ人も多いはず。
■ 亜鉛 + 塩酸
ポイント
- 水素が発生する
- 発生した気体を集める実験は超基本
- 表面に酸化膜があると反応が遅い → 表面を少し削ると速くなる
みんなの声:
「水素の発生実験は成功したり失敗したり…」
→ 金属表面が汚れていると反応が起こりにくい。ここを押さえると成功率が上がります。
亜鉛と塩基の反応|両性金属としての顔
亜鉛は 両性金属(酸・塩基どちらとも反応する金属) の1つです。
アルミやスズと並んでよく出る分類ですね。
■ 水酸化ナトリウム(NaOH)と反応
ポイント
- 水素が発生する(酸と同じ)
- 溶けて 亜鉛酸イオン([Zn(OH)₄]²⁻) をつくる
これは入試レベルでも頻出です。
亜鉛の電池での役割(超重要)
■ ① ダニエル電池の負極
- 亜鉛が電子を放出 → 負極(アノード)
- イオン化傾向が大きい金属の代表
■ ② アルカリマンガン電池
実は「乾電池」の中でも亜鉛は活躍しています。
- 亜鉛粉末が負極になり、電子を供給する
みんなの声:
「電池の構造は苦手…」
→ “イオン化傾向が大きい金属=負極になりやすい” と覚えれば90%解決します。
亜鉛のメッキ(鉄を守る理由)
自転車のハンドルやネジに「亜鉛メッキ」が使われています。
■ 亜鉛メッキが鉄を守る理由
- 亜鉛のほうがイオン化傾向が大きい
- 亜鉛が先に溶けて 鉄を守る(犠牲防食)
この考え方は入試で必ず出る重要ポイントです。
例:
入試で出やすい定番ポイントまとめ
- 亜鉛は 両性金属
- 酸・塩基どちらとも水素を発生させる
- 酸化亜鉛は 黄色→白(温度で色が変わる)
- イオン化傾向は Feより上・Alより下
- 電池では 負極 になりやすい
- 亜鉛メッキは 犠牲防食 の典型例
みんなの声
「両性金属とイオン化傾向がごちゃごちゃになる」
→ 亜鉛は“反応性が中くらいの金属”と理解するとつながります。
「酸化亜鉛の色変化は忘れる」
→ 『お湯で黄色、冷めて白』と語呂で覚えると◎
「電池が苦手」
→ 亜鉛=負極、マンガン=正極。これだけまずセットで。
まとめ|亜鉛を理解すると化学が一段とラクになる
亜鉛は、酸でも塩基でも反応する両性金属で、電池や金属保護など身近でたくさん使われています。
高校化学では「実験・計算・電池・金属反応」に幅広く登場するため、ここを押さえると理解が一気に進むはずです。
高校生のみなさんは、
「イオン化傾向の基準になる金属」 として、亜鉛をひとつの目印にして勉強してみてください。
高校生が注意すべき点
亜鉛を扱う際には、以下の点に注意することが重要です:
- 安全対策:亜鉛の粉末や蒸気は吸入すると有害です。実験中は必ず換気を行い、適切な保護具を着用しましょう。
- 反応の制御:酸やアルカリとの反応は発熱を伴うため、反応を制御しながら行うことが必要です。
- 廃棄物処理:亜鉛化合物は環境に有害な場合があるため、適切な方法で廃棄することが求められます。
亜鉛は日常生活や産業において重要な役割を果たす金属です。これらのポイントを理解し、安全に取り扱うことが大切です。



