「じ」のローマ字表記は「ji」と「zi」どっちが正しいの?訓令式とヘボン式の違いを解説

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ローマ字で「じ」を書くとき、「ji」と「zi」のどちらが正解か迷ったことはありませんか?
本記事では、ヘボン式と訓令式の違いをもとに、正しい考え方と使い分けを解説します。
▶ ローマ字表記の全体像は、こちらの【完全ガイド】で一覧確認できます。
「じ」のローマ字表記は2種類ある
日本語の「じ」は、ローマ字で 「ji」 と 「zi」 の2通りに表記されることがあります。
これは誤りではなく、ローマ字表記法が複数存在することが理由です。
代表的なものが、
- ヘボン式ローマ字
- 訓令式ローマ字
という2つの方式です。
どちらを使うかによって、「じ」の書き方が変わります。
ヘボン式ローマ字とは?
ヘボン式ローマ字は、英語話者にも発音しやすいことを重視した表記法です。
現在の日本では、以下のような場面で使われています。
- パスポートのローマ字表記
- クレジットカード
- 駅名・地名の英語表記
- 日常生活で使う名前のローマ字
ヘボン式では、「じ」は 「ji」 と表記します。
例:
- じしょ → jisho
- じかん → jikan
中学校以降で習うローマ字や、社会で一般的に目にするローマ字は、ほぼこのヘボン式です。
訓令式ローマ字とは?
訓令式ローマ字は、日本語の音韻体系を規則的に表すことを重視した表記法です。
日本政府が定めた方式で、小学校のローマ字教育では主にこちらが使われます。
訓令式では、「じ」は 「zi」 と表記されます。
例:
- さ行:sa・si・su・se・so
- た行:ta・ti・tu・te・to
- ざ行:za・zi・zu・ze・zo
このように、音の並びを規則的に表すため、「じ」は「zi」になります。
「ji」と「zi」はどちらが正しい?
結論から言うと、どちらも正しいが、使う場面が異なります。
- ヘボン式 →「ji」
- 訓令式 →「zi」
つまり、「zi」は誤表記ではありません。
ただし、日常生活や公式な場面ではヘボン式が採用されることがほとんどです。
そのため一般的には、「じ」は 「ji」と書くのが無難とされています。
学校・名前・パスポートでの使い分け
実際の使い分けは次の通りです。
- 小学校の学習:訓令式(zi)
- 中学校以降・英語学習:ヘボン式(ji)
- 名前・パスポート・公式書類:ヘボン式(ji)
たとえば、自分の名前をローマ字で書く場合に「zi」を使うことは、ほぼありません。
公的な場面では、必ず「ji」が使われます。
日本語学習者が混乱しやすい理由
日本語学習者向けの教材や外国人向けの資料では、「zi」という表記が使われることもあります。
理由は以下の通りです。
- 「ji」と「zi」の発音の違いが分かりにくい
- 日本語の音韻体系に慣れていない
- 規則性を重視した説明が必要な場合がある
なお、「zi」の発音はカタカナで表すと
- 「ズィ」
- 「ジィ」
のように表現されることがあります。
「ズィ」は、日本語の「ズ」よりも息を少し強く出す発音、
「ジィ」は、日本語の「ジ」よりも声帯の振動を弱めた発音に近いとされます。
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まとめ|日常生活では「ji」が基本
- 「じ」のローマ字表記には 「ji」と「zi」 の2種類がある
- ヘボン式:ji(日常・公式)
- 訓令式:zi(小学校・学習用)
- 「zi」は誤りではないが、使用場面は限定的
- 名前・パスポート・一般用途では「ji」を使うのが基本
ローマ字は「正しい・間違い」ではなく、
「どの方式を、どの場面で使うか」が重要です。



