訓令式とヘボン式の違いは?─迷わないローマ字表記の基礎と正しい使い分け

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日本語のローマ字表記には 「訓令式」「ヘボン式」 の2種類があります。

どちらも学校やパスポート、日常生活で見かけるものですが、
「何が違うの?どっちが正しいの?」
と疑問を持つ人も多いはずです。

この記事では、両者の特徴・違い・使い分け方を、実例つきでわかりやすく解説します。

▶ ローマ字表記の全体像は、こちらの【完全ガイド】で一覧確認できます。

【結論】日常ではヘボン式、文科省指導は訓令式が基本

最初にまとめると…

  • 日本国内の正式規格(国が定めた方式) → 訓令式
  • パスポート・一般的な英語圏向け表記 → ヘボン式
  • 小学校の授業 → 原則 訓令式(しかし実際はヘボン式併記が増加)
  • 世界的に通じるのはヘボン式

このように、場面によって使い分けるのがポイントです。

訓令式とヘボン式の違いをわかりやすく解説

① 表記ルールの違い(代表例)

ひらがな訓令式ヘボン式
sishi
tichi
tutsu
ziji
hufu
しゃsyasha
じゃzyaja

訓令式の特色:
日本語の音を規則的にアルファベットへ置き換える
(例:さ行は常に s、た行は常に t)

ヘボン式の特色:
英語話者が読みやすいように配慮した表記
(shi・chi・tsu など発音近い表記を採用)

② 成り立ちの違い

● 訓令式(政府制定方式)

  • 1937年に内閣訓令で制定
  • 日本語の規則性を重視
  • 学習や辞書づくりなど教育用途に向く

● ヘボン式(外国人宣教師ヘボンが考案)

  • 19世紀、米国人宣教師ジェームス・ヘボンが日本語辞典のために作成
  • 英語話者が読んでも誤読しない表記
  • 現在のパスポートや道路標識の基準

③ 使われている場所の違い

訓令式が使われる場所

  • 文科省の国語教育(小学校ローマ字の正式基準)
  • 漢字変換プログラムの内部表記(IME)
  • 行政文書の一部

ヘボン式が使われる場所

  • パスポート名
  • 駅名、道路標識
  • 観光案内
  • ネイティブ向けの日本語教材
  • 外国向け資料

→つまり、一般生活ではヘボン式が圧倒的に多いのが現状です。

みんなが混乱する理由とリアルな声

実際、ネット上では次のような声が多く見られます。

📢 声①「学校で習ったローマ字と、看板のローマ字が違う!」

「学校で “ti・tu” と習ったのに、駅では “chi・tsu” なんだけど?」

→ 小学校では訓令式を教えるため、
教育と現実(看板・パスポート)がズレて見えるのが原因です。

📢 声②「パスポートの名前はどっち?」

「名字に『ち』があるけど、パスポートはCHI?TI?」

→ パスポート表記は ヘボン式が原則
例:Chiba(千葉)Machida(町田)

📢 声③「英語の発音と違うのが混乱する」

「si って書いてあるのに『し』じゃなくて英語だとスィになる…」

→ 訓令式は英語の発音とは関係ないため、英語学習者には不便。

どっちを使うべき?用途別のおすすめ

用途使うべき方式
パスポートヘボン式
外国人向け資料ヘボン式
小学校・教育訓令式(+ヘボン式併記が望ましい)
個人のメモや日本語入力どちらでもOK
地名・標識ヘボン式(政府基準)

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まとめ

迷ったら“ヘボン式”でOK。ただし教育では訓令式も重要

  • 訓令式:日本語の規則を重視した日本向け
  • ヘボン式:世界的に通じる外国向け
  • パスポート・駅名・地名はヘボン式
  • 小学校では訓令式も学び、ルール理解に役立つ

ローマ字は「どちらが正しいか」よりも
「場面に応じた適切な使い分け」が重要です。

あなたが迷ったときは、
日常生活・英語圏に向けてはヘボン式、教育では訓令式
と覚えておけば間違いありません。

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